リンクマンの役割について

1996−04−09

KEKB制御グループ


KEKB建設においてもトリスタンの場合と同様に、リンクマンの位置づけは非常に重要
である。 リンクマンはハードウェアおよびそのアクセス方法について熟知しており、彼
らなくしてはKEKB制御システムの構築は不可能である。 


リンクマンの役割について、明確にしておく必要があるので、以下に箇条書きにする。 
と同時に、制御グループで担当する部分についても明らかにしておく。


リンクマンの役割

1. ハードウェア・グループと制御グループの間にあって、インタフェースの役割を果
たす。
2. データの発生場所や信号の種類などの情報を制御グループと共にデータベースに
登録し、布線表を作成するのに利用できるようにする。 データがきちんと用意さ
れている場合には、データ入力を外注することも可能である。
3. 制御システムの構築に当たって、ハードウェアと計算機インタフェース・モジュー
ルとの接続するために、上記のデータベースにより作られた布線表に基づいてケー
ブル配線を制御グループと共同で行う。(リンクマンは制御インタフェース用中継
端子架からハードウエアまでの接続を担当する。 但し、中継端子架の無い場合に
はインタフェース・モジュールとハードウェアとの間の接続を行う。)
4. ハードウェアにアクセスするためのChannel Access Record Databaseを作成する。 こ
の際、上記のデータベースをEPICSのチャネル・アクセス用のデータベース作成
にも利用する。
5. これらのIOC上でのプログラムを利用し、ハードウェアのテストをするプログラム
をEDD/DMやMEDMを用いて作成し、試験を行うのもリンクマンの役目となる。


制御グループが行うこと

1. リンクマンが上記の各種のプログラムを用意するために用いるプラットフォーム
を用意する。
2. リンクマンが上記の各種のプログラムを作成するための講習会を行う。
3. リンクマンに対して、色々なサポートを行う。
4. リンクマンからの質問や相談に応じる。
5. リンクマンが必要とする各種のツール類の整備を行う。
6. CAMACモジュールより中継端子架までの配線を行う。
7. 中継端子架より機器までの配線工事に際して、データベースによる布線表の作成に
協力する。
8. CAMACを用いない場合、VMEより機器までの配線用の布線表の作成に協力する。


リンクマン・ミーティング資料

リンクマン用VMEシステムのサポートについて

1996−04−10改
KEKB制御グループ(三増 俊広)

  リンクマン用として、下記の14システムを用意すべく計画中である。

1. モニタ用			1台
2. BT電源用			1台
3. BTモニタ用			1台
4. 電磁石開発用			1台
5. 電磁石マッピング用		1台	最大3システム、早急に必要
6. 電磁石電源用			1台
7. 電磁石ムーバ用			1台
8. 真空用				1台
9. 安全				1台
10. RF用			1台
11. QCS用			1台
12. 入射器用			1台
13. ビーム・フィードバック等	1台	1996夏迄に必要
14. 予備				2台

		計		      14台

CAMACシリアル・ドライバ		4台

  これらの内、現在既に用意されているものは、

1. モニタ用			1台
2. 電磁石マッピング用		1台
3. 電磁石電源用			1台

の計3システムです。

  また、BTの実機用に数台のVME計算機が用意される(年度末に)予定である。 さらに、秋にARの運
転が終了すれば、現在ARの運転用に使用されている6台がリンクマン用に回すことができる。(内5台
はメモリが16MBで1台は4MBである。)

  現在、既に発注されているものが5台あり、急を要する場合にはこれらをリンクマンに使ってもらうこ
とも考えられる。(当初、制御グループ用と考えていたもの)
KEKB制御グループのリンクマン窓口

1996―04―10改

KEKB制御グループ

ハードウェア・グループ	リンクマン	制御グループ担当者
		
電磁石・ムーバ	菅原・増沢	中村・秋山
電磁石電源	久保・吉田・可部	中村・秋山
高周波(低レベル)	赤坂・末武・吉本	山本・駒田
高周波(クライストロン)	赤坂・末武・吉本	山本・駒田
高周波(空洞)	赤坂・末武・吉本	山本・駒田
ビーム・モニタ	手島・森	三増・川本・小田切
ビーム・フィードバック	菊谷	三増・川本・小田切
ビーム・トランスポート	飯田(菊池)・花岡	三増・川本・小田切
超伝導高周波空洞	赤井・宍戸・高橋	山本・駒田
真空	久松・加藤(茂)	三増・川本
安全	竹内(康)	竹内(康)・工藤
運転	福間	三増・山本
入射器	古川・浦野	山本・駒田
物理	堺井・幅	山本・駒田
施設部	?	加藤・工藤
環境モニタ	菅原・竹内	加藤・工藤


リンクマンにお聴きしたい事柄

1. インタフェース関係
 接続するインタフェースの種類:CAMAC、VME、VXI、GPIB等
 信号の種類(アナログ・ディジタル、信号レベル等)と点数等
 CAMAC/VMEモジュールの種類と数等
 CAMAC/VMEクレート・サブラックの数
 信号を収集する頻度、記録する頻度、上下限チェックの有無等
 信号の発生する場所、収集する場所等
 試験弾器の数
 ラック・サブラックの数、設置場所、
 各グループでラックに入れるもののサイズ・数
 ラック内の電源必要量、発熱量
 CAMACシリアル・ハイウェイの形態(U-PORTアダプタが必要か?)
 制御室、電源室内でのレイアウト
 
2. 計算機関係
 VME計算機の設置場所
 X端末装置の要・不要と設置場所
 レイアウト
 
3. タイミング関係
 必要とするタイミング信号とその場所
 作ってくれる信号とその場所
 
4. ソフトウェア
 ソフトウェアを作成する人数、場所、端末の種類
 どのようなソフトウェアを作るのか
 どのようなツールを必要とするか
 
5. データベース
 どのようなデータを格納するか(質・時間・量)
 どのようなデータ検索を行いたいか(質・時間・量)
 
6. ビデオ信号
 発生する場所、信号源(カメラ・計算機)
 ビデオ信号の種類(白黒・カラー)、数
 
7. スケジュール
 データが用意される時期
 データベースを必要とする時期(入力と検索)
 信号源が用意される時期
 接続工事が可能な時期
 ソフトウェアを作成する時期
 ハードウェアのテストの時期
 ソフトウェアのテストの時期
 全てが動作する時期
 
8. コントロール室に直接持ってくる信号
 信号の種類・数
 その信号をどう利用するのか?(オシロスコープなどを必要とするか?)
 その機器を、誰が、何時、何処に設置するのか?
 
9. その他
 特殊な処理を必要とするか?


追記

1. CAMACシリアル・ハイウェイについては、原則として
 
 A.D-PORTでビット・パラレル、バイト・シリアルで接続する。
 B.バイパス機能を持たせるため、CAMACのモジュールを挿入する。
 C.離れた場所を接続する際には、光ファイバ用のU-PORTアダプタを用いる。

とすることを考えている。